服部幸應のお誕生日の玉手箱

(その4)バルサミコ

イタリア料理にかかせないバルサミコ。実は和風の魚料理にも、肉料理にもよく合い、少しふりかけたり、ソテーの時ソースがわりに使ってもグンとうまくなる。そのままでも、オリーブオイルと軽くまぜてふりかけても。また、パンにつけても、アイスクリームやイチゴなどのデザートにかけても美味。ちょっとしたお祝の食卓に、いつもより上等のバルサミコがあると、風味とコクがでて、それだけでうれしくなってくる。

元々は王侯貴族の秘伝の調味酢

バルサミコの歴史は古いが、一般に知られるようになったのはわずか20年ほど前、フランスの料理人が使い始めてからのこと。
バルサミコは、北イタリアのモデナ地方の特産。その始まりは主に王侯貴族の間で造られてきた自家用酢で、それぞれ秘伝の味があったという。
私は以前、現地の古い蔵元を訪ねたとき、秘蔵の100年もののバルサミコをちょうだいしたが、その豊かでニュアンスに富んだ香りの素晴らしさに驚いた。
現在、バルサミコは、軽いものから熟成を重ねた重いものまでタイプは様々。
なかでも伝統製法で造られているものは、アチェッド・バルサミコ・トラディツィオーレ・ディ・モデナとよばれ、製法から熟成期間に至るまで、数々な法律規制によって品質が守られ、ランクづけされている。

6種類の木の樽に移し替え、香りを移しこむ

バルサミコの原料は赤ぶどう。果汁を直火で煮つめて濃縮ぶどう液をつくり、ゆっくり醗酵させる。添加物は一切なし。醗酵、熟成にはクリやサクラ、クヌギ他、なんと6種類のも木の樽が使われ、毎年、異なる樽に入れ替え、その香りを移しこむという。
熟成期間は3年〜10年、長いものは15年、20年、30年、さらには50年以上のものも!。25年を超えたものはエキストラ・ベッキオ(特別熟成)の表示が許される。
バルサミコは万能酢。この素晴らしいイタリア人の贈り物に敬意を表したい 。

バルサミコは万能酢。サラダや魚、肉料理にそのまま少量かけて、あるいはオリーブオイルと混ぜても美味。アイスクリームやイチゴなどのデザートにかけてもよし。またオリーブオイルと軽くまぜ、バターの変わりにパンにつけても美味。

誕プレオリジナル

誕プレ商品カテゴリー

定休日・営業時間のご案内

ご注文は365日24時間お受けしております。(本サイトからのWEB注文のみ)

また、お問い合わせは原則メールにてお願いしております。