シャンパーニュ地方産でないとシャンパンとは名乗れない。
シャンパンとは、ごく簡単にいってしまうと、ワインをビン内で熟成中に再発酵させ、ビン内で発生する気泡をていねいにためこんだスパークリングワインのことだ。
そう、お酒のカテゴリーではシャンパンはスパーリングワインに分類される。 ではシャンパンとはなんぞや？
　ご存知の方も多いと思うが、シャンパンとはフランス北部のシャンパーニュ地方産で、シャンパン法に定められた数々の規則をクリアしたものだけに許される呼称なのだ。
　ちなみに、シャンパーニュ地方以外のフランスで生産されたものはヴァンムスーと称される。もちろんヴァンムスーのなかにも優れたものもたくさんあるが、どんなによくできていても、シャンパーニュ地方産ではない限り、シャンパンとは名乗れないのだ。
　フランス以外でも、素晴らしいスパークリングワインはいろいろある。たとえば、ドイツ産のものはゼクト、イタリア産のものはスプマンテ、スペイン産はエスプモーソなどと呼ばれる。その他、カリフォルニアやオーストラリア、南アフリカなどでもスパークリングワインの生産は盛んだ。